徒手検査法 FNSテスト

FNS(femoral nerve stretch)テスト (神経伸長テスト)

目的:上位椎間板ヘルニアの鑑別

意義:上位神経根の神経伸長テストで上位腰椎椎間板ヘルニアで陽性となる。

腸腰筋、大腿直筋の障害があっても陽性となるため、他の神経学的所見や脊柱所見にも留意する

実施法

患者:腹臥位、患側膝関節90°屈曲

検者

➀一方の手で屈曲した下肢を握り、他方の手を臀部に当てて股関節の伸展強制を容易にする

➁下腿を遠位方向に引き上げて股関節を過伸展

陽性:大腿前面に疼痛が誘発される

参考文献

柔道整復学 理論編 第6版 南江堂

fukuchan

柔道整復師、鍼灸師、医薬品登録販売者として治療院を開業しています。 柔道整復師、鍼灸師を目指す学生さん向けに、オリジナルイラストを使って教科書をわかりやすくして発信しています。

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1件の返信

  1. 2020年8月13日

    […] ⇒上位神経根(L2/3、L3/4テスト):FNSテスト […]